注目の新聞ビジネス関連記事 中小企業コンサル西口貴憲の視点
中小企業専門のコンサルタントとして活躍している 西口貴憲が 新聞記事をコンサルタントの視点から分析する
プロフィール

Author:西口貴憲
実践型中小企業診断士
銀行出身の31歳
中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士、宅建、日商簿記2級、マンション管理士、管理業務主任者、中小企業組合士、プロフェッショナルCFO等の資格を保有。

本書きました。銀行へはこれを読んでから
融資の申し込みに行ってください。融資の申込みに
やり直しは絶対に利きませんよ!


「社長さんの常識は銀行さんの非常識」
自由国民社







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なぜ弁護士が高所得者なのか

平成19年8月20日付け日経新聞23面「先進国で広がる所得格差 
労働需要の二極化が主因」


中程度の教育を受けた人間が就く仕事の需要が
コンピュータの台頭により奪われていると論者は指摘する。
これに反し高等教育を受けた人間が就くような職業ー弁護士、
ファンドマネージャー等の抽象思考を要する仕事ーの需要は
伸びつづけている。


意外なようだがトラック運転手、レストランの接客係のような
仕事の需要も従来減少を続けてきたが90年代から歯止めがかかり
その後上昇に転じている。


コンピュータは仮説を立てたりするなどの抽象思考や接客係などの
人に取って代わることのできない仕事は不向きである。
だから中間層の仕事がコンピュータに代替され結果として
大きく二極化した職種のみが人間の仕事として残されている。


20070902084621.jpg

これが所得格差につながっているのだそうだ。また悪いことに
抽象思考を必要とする職業に就く人はコンピュータの助けを
借りることにより、より付加価値の高い仕事をこなすことが可能になり、
その格差を広げている。


先回ブログで指摘したアジア諸国へのアウトソーシングもまさに
同じことが言えるだろう。中間の仕事がアジア諸国に流れ国内には
二極化した仕事しか残されない。すなわちアウトソーシング論に
おいてはアジア諸国がコンピュータの役目を担っている。
コンピュータの台頭と同じように急速に
アジア諸国アウトソーシングが進んでいる。


このままだと国内に残された二極の職種についている人間の間の
所得格差がますます拡大しかねない。しかし接客係、
トラック運転手といった職種はコンピュータに取って代わることが
できない、すなわち付加価値の高い仕事になる可能性を
大きくはらむ職種だ。
これらの仕事もコンピュータをうまく活用することにより、
生産性を挙げることは十分に可能だと思う。


コンピュータを活用することにより顧客の好みをデータベース化し、
顧客ごとにジャストフィットしたサービスを行うことは可能だし、
配送ルートをコンピュータにより高度に提案させ、これに
自分の経験を加えることによりもっとも効率のよい配送を
行うことだって可能だろう。


要このような職種に対してのコンピュータ教育ができていないことが
今後も格差を拡大させているのであり、抜本的な対策が必要となろう。

拍手クリック数によって今後の記述テーマを決めています

格差是正・有志の会、動き出す  
これわかるな〜!世帯の所得格差、過去最大にポイント
http://chubei1234.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_7385.html
可愛い魔女・ジニ係数
http://toriyamazine.blog100.fc2.com/blog-entry-65.html
ほんとうに格差社会???
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2007/08/post_a4d7.html


テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス


今のインターンシップなんて意味あるの?

平成19年8月16日9面
夏の「就業体験」学生囲い込み


 企業によるインターンシップ制度導入が一般化して久しい。
1日完結型のインターンシップを導入してより多くの学生に自社を
知ってもらうという企業が増えてきたとのことである。
私はその効果に非常に疑問を感じざる得ない。

 従来インターンシップは1〜2週間程度の期間を設けて行っていた。
しかしこれでは受け入れられる学生数に限りがある。だから期間を
短くした。非常にわかりやすい論理である。
が、企業はインターンシップの目的を見失っていないか。

 企業がインターンシップを取り入れる理由の一つは優秀な学生の
囲い込みだ。翌春に本格化する就職合戦の前に一通り優秀な
学生を駒としてもって置けるということは大きなアドバンテージがある。

 果たして優秀な学生はそんなに多いのだろうか。
おそらくそうではあるまい。であれば、企業にとって多くの学生に
会う必要など意味はない。優秀な学生とのふれあい深度を
大きくして、真の意味での囲い込みを達成するほうがずっと
意味がある。

 インターンシップの進め方にも私は大きな疑問を感じる。
導入企業の内容を見てみるとゲーム感覚で擬似就業体験を
演出しているとしか思えないものがある。
少しハードだが営業会議に出席させるなどして厳しさを
教えてやらないと本当の意味での就業体験にはならないだろう。

 そうした厳しさを超えてでも入社したいという優秀な学生を
見極め、採用活動につなげていくのがインターンシップだと
私は思う。

拍手ボタンクリック数によって今後の記述テーマを決めています



夏休みから就職活動を始める方へ
採用担当者に求められる内定者フォローの企画力

http://blog.nikkeibp.co.jp/hcl/archives/2007/06/post_58.html
なるほど、なるほど、今は売り手市場か
http://miks.exblog.jp/5952193/



残業代0、残業禁止、どっちの方向にむかうのか

平成19年7月6日付日経新聞3面「残業減らし効率化推進」


何も今に始まったことではないが残業削減に向けて取り組みを活発化させる
企業が増えているという。
つまるところ高止まりする人件費上昇の抑制である。


いわゆるブルーカラーの時間管理は、どこでも徹底している。
どの作業にどれだけの時間がかかるか、単位時間当たりの生産量はどのくらいという
不変のデータがあるからだ。


一方、ホワイトカラーは生産量と投入時間が比例しないがゆえに、
残業時間の管理についてルーズになっていく。
残業が増えることを説明するこのような理論もずっと昔から言われてきたことだ。


人件費抑制だけなら、話は簡単だ「残業手当を払わなければ良い」
半ば公然と多くの企業で行われてきたサービス残業という違法行為を
合法化するためのホワイトカラーエグゼンプションは多くの反対にあって
中座している。


ホワイトカラーの心理として「実績が出せなければ残業をして頑張っている振りをしたい」
というのは当然のこと、残業がなくなるはずはない。


トリンプのように残業禁止を徹底するのもいいが、
残業をしたらボーナス査定を悪くするという発想はどうだろうか。
実績が悪い上社員には、残業手当、その社員のための光熱費等余計な経費がかかっている。
十分な説明根拠となるだろう。


意識改革のため、このようにして心理的に残業回避行動を植えつけるのも
効果的だと思うのだが。


ホワイトカラーエグゼンプションは圧倒的に正しい?
http://om-kyoto.jp/2007/04/post_6.php



残業しているヒマはない
http://ugoise.jugem.jp/?eid=623

ホワイトカラーエグゼンプションについて再考です
http://jikan.livedoor.biz/archives/51023654.html






国内に才能を留まらせ、国内に才能を呼び込むべきだ〜優秀人材確保のために
日本経済新聞平成19年5月8日5面
『BRICsX日本「優しさ」が富を支える』

フランスの新大統領は移民が嫌いらしい。何でも高い失業率や
治安の悪化は移民をフランス人に同化できなかったこと
起因するものなのだそうだ。
選挙は接線ではあったが、そのように思うフランス人が
多いからこそ彼が当選したのだろう。

日本でも外国人労働者は多い。しかしながら、わが国は
フランスと違っているようだ。
トヨタの本拠地豊田市では税の還付に来た税務署が
ブラジル人に対しポルトガル語で対応するなど非常に
優しい対応をしているとのこと。

そのほかでも行政は非常に優しいらしい。
ただしこれはあくまでブラジル人に対してだけでロシア人には
厳しいと記事には書いてある。
しかしながらそれにしてもブラジル人にこれほど優しいとは
どういうことなのか。

彼らは世界のトヨタの生産ラインで多くが働いている。
国内のニート、フリーターは200万人を超えているというのに
彼らはブルーワークを嫌う。
だからブラジル人に働いてもらうしかない→トヨタには
豊田市が非常にお世話になっている→ブラジル人を
行政も大事にしよう、的な流れなのだろう。

アメリカからは今日、井川がマイナーリーグ落ちしたと
ニュースが入ってきた。
彼はおそらく金が目当てでアメリカに渡ったわけではない。
本場のハイレベルな土俵で自分を試したかったのだろう。
それだけに残念に思う。

ブラジル人はなぜトヨタに来るのか?世界レベルの
ものづくりを体験したいからか?
いやそうではあるまい。彼らの大半は「金のため」と
答えるに違いない。
アメリカは野球でも経営学を学ぶにしても一流の国とされている。
その道のハイレベルな人間が集うから、それがまた
優秀な人間を呼び、ハイレベルになっていくのだ。

日本でもハイレベルなものづくりに触れたいという外国人に
魅力を訴え、、理工系学生の憧れの国にしてもよい。
ものづくり企業が強いということは経営学もそれに比して
強くなっていくだろうからMBAをわざわざアメリカに行って
取る必要なんかなくなるかもしれない。

現在のブラジル人がその発端となってもらい、優秀な人材が
日本に集まってくるようになれば、国内も活発化するだろうし
生産性も今以上に高まり、ブルーカラーの賃金水準も
上がっていくのではなかろうか。

井川くんマイナーへ

井川マイナーへ
http://bostonredsox.blog56.fc2.com/blog-entry-997.html


サルコジ大統領を待ち受ける難題
http://mojimojisk.cocolog-nifty.com/miz/2007/05/post_396e.html



企業も大学も、やはりブランドか〜福原愛、斎藤祐樹早稲田大学入学


平成19年4月2日付 日経新聞9面
「中小の就職説明会代行 フジスタッフ」


中小企業の新卒採用説明会を代行する会社があらわれた。
これだけ売り手市場といわれれば中小企業に新卒が入る可能性はぐんと下がる
そこに目を付けたのだろう。中小企業は一般に知名度が低い
広報が弱いために新卒者に情報が到達せずに、
門をたたいてもらう機会を逸している面は確かにある。


しかし情報が仮に到達したとしても選んでもらえるかというのは実に厳しい問題だ。


到達させねばならないのは存在情報ではなく魅力情報だ
他に比べてどの点に利があるのかは、やはり代行説明させるより
自社で行なったほうが効果的であると思う。


新入社員と相まって今春、二人のスポーツ界アイドルが早稲田大学に入学した。
付属高の斎藤投手はともかく福原愛選手には相当数の大学からアプローチがあったはずだ。
結局、早稲田に落ち着いてしまった点に、どこの大学も魅力伝達が弱いということが
よく表れている。


少子高齢化が進む中 魅力伝達力は企業においても大学においてもますます求められよう。
魅力が伝わらなければ有力新人は獲得できない。ひいては将来的に存在そのもののを
危ぶまれてしかるべきである。



福原愛 私立青森山田高校→早稲田大スポーツ科学部
http://aramahosi.cocolog-nifty.com/asaborake/2007/03/post_6d1b.html
福原愛ちゃん早稲田大学の入学式に出席
http://tv.plum.main.jp/?eid=333776
厳しい中小企業の新卒採用活動 東京商工会議所
http://blog.city-page.net/?eid=621656
超!売り手市場
http://sagisou.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_a776.html