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平成19年8月9日付け日経新聞27面「経済教室 農産物国際価格が高止まり 長期化の恐れは小さい」
トウモロコシ価格が急上昇を継続している。エタノール生産という新たな 用途を得たことにより需給が逼迫しているからだ。 1ブッシェル3ドルを越え高止まりしている。 地球温暖化対策から今後ますますエタノール需要は高まっていくと見られ、 これに伴いトウモロコシも価格が上昇していくと思われがちだ。
しかし本論はそうではないと言い切る。 過去の大豆相場の動きと照らし合わせながらトウモロコシ価格の下落を 予想している。 10年ほど前から中国での大豆需要が急増する自体が続いている。 しかしながら、大豆相場は当初の急騰から落ち着きを取り戻し、近年は多少の 上昇があったにせよ安定推移している。 要因は需要に応える形で大豆の増産があったからだ。
トウモロコシも需要拡大の動きの中で増産が続いている。現状はまだ需要超過が 続いているが、今後数年以内に3ドルを割り込む可能性が強い。
同じ穀物でもコメは用途が限られるゆえに需要は低迷しており、 苦難を強いられている。本論はコメのバイオ燃料化を急げと提言している。 新たな需要を呼び起こすことによりコメを復活させるべきなのだそうだ。
が、果たしてそうだろうか?バイオ燃料にコメが使われずにトウモロコシが 使われるのは生産が容易でありコストが低く抑えられるからだ。 コメは生産が容易では全くない。現状の技術ではエタノール化するのにも はるかにコストがかかる。エタノール原料としてのコメの魅力を トウモロコシ並にするには、膨大な研究開発が必要だ。
現状すでにトウモロコシという優れたエタノール原料があるのだから、 研究開発はトウモロコシにこそ投じられるべきであり、全地球で考えたら はるかにそっちのほうが効率が良い。
トウモロコシがエタノールと言う活路を見つけたように、おそらくコメにも 何か別の活路があるはずだ。その別の活路を研究することのほうがはるかに 意義のあることのように思う。
コメでバイオエタノール生産へ http://logblog.seesaa.net/article/41159626.html 日本米販売再開で中国の戦略 http://infohdc.blog55.fc2.com/blog-entry-199.html 農業大規模化政策、コメ農家の参加は面積で26% http://blog.livedoor.jp/riibs/archives/50147273.html
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